大久保昭一遺作展


ごあいさつ

 この度みなとみらいギャラリーにて、一昨年69歳で生涯を閉じた大久保昭一の画業を回顧する展覧会を開催する運びとなりました。
 大久保昭一は横浜市に生まれ、銀行勤務の傍ら油絵に親しみ、その後越前和紙を染め骨筆で千切って貼るはり絵を考案、和紙による点描画「紙彩画」をあみだしました。以来30数年間にわたりJAG展(日本芸術家協会)を中心に活動、日仏現代美術展、紙わざ大賞展、マスターズ大賞展、全国和紙画展等で受賞を重ねました。また、東京セントラル美術館、JAL GALLERY(NEW YORK)、アートボックスギャラリー等で個展を開催、銀行退職後10年間は制作一筋に、読売文化センター講師としても後進の指導にあたりました。
 今回の展覧会では、受賞作を中心に50号から120号までの大作12点と、30号以下の小品10点を展示いたします。
 何卒 ご高覧くださいますようご案内申し上げます。
日本芸術家協会・会員有志遺作展委員会